3.11 東日本大震災が起こった日です。
3月11日の空の写真で繋がるプロジェクトに今年も参加させていただきます。
今年も沢山の全国の空の写真が、同じハッシュタグをつけて続々とアップされています。
すごくいいお天気で、気持ちのいい空でした。
東日本大震災が起こった悲しい辛い日でもあり、この日がお誕生日の方もおられる。
どの日もみんなにとって忘れられない日。
私は阪神大震災の時も関西にいましたので、ものすごい揺れを体験しました。
あの高速道路から落ちそうになったバスに乗っていた人の話も、喫茶店で偶然聴くことができました。
本当に恐ろしい日でした。
「一緒に楽しく晩御飯食べておやすみって寝て、朝起きたらもう家族と話すこともできない、会うこともできひんなってしもて、ほんまかわいそうや・・・」って思いました。
でもその時は、若かったことと、自分がそこまでの被害に遭っていなかったことで、当たり前の日常に感謝するなんてことを考えたことなかったような気がします。
今思えばとんだアホンダラです。
東日本大震災は、私は自宅でユラユラと長いこと揺れてるなぁとテレビをつけたら、どんどん映像がすごいものになってきて、津波で大変なことになっていて、一人で「怖い」と思ったことを憶えています。
その時はすでに家族の病気や入退院を何度も経験し、いろんな辛いこともそれなりに経験し、阪神大震災の時よりも色んなことを考え、思いました。
この時、「当たり前のことがこんなに幸せなんや」って、生きてて一番強く思った時やったと思います。
テレビを観たり本を読んだりしてるとき「当たり前のことほど幸せなことはない」ってよく見聞きするし「うん、そうやんな」って納得はしてる。
でも、それ以上にもっともっと強く強く思ったのは東日本大震災の時以降。
さっきも晩御飯を食べながら、当たり前にご飯を食べてることに感謝しました。
嵐の歌で『おかえり』という歌があります。
私はこの歌を初めて聞いた時に、ものすごく感動したんです。
全歌詞はこちら→★
なんてことはないの。
仕事で頭を下げて悔しい思いをして頑張って帰ってきたときに、家族の笑顔で本当の自分に戻ることができる。
というような歌詞。
このなんてことない、でもすごく「そうなんやろな、そうでありたいな」って思える歌詞なんですよ。
何も飾ったところもない、おしゃれな歌詞でもなんでもない。
下げてるわけではありませんよ。
本当にこのなんてことない歌詞を、嵐の優しい声で聴くだけで、ものすごくホッとするの。
私もパートに行って帰ってきて、「腹立つな~!!」って思うことがあっても、この歌を聴くとホッとするの。
震災で家族と離れ離れになって暮らしてる方も、まだまだたくさんおられると思います。
少しでも早く、家族が「おかえり」って、「ただいま」って言い合える日が来ますように、との願いをこめて。